「筋トレを始めたら、プロテインも買うべき?」結論から言えば、食事だけで必要なタンパク質を摂れているなら、プロテインは必須ではありません。プロテインは筋肉を増やす魔法の飲み物ではなく、タンパク質を手軽に補うための食品です。
この記事では、筋トレをする人がプロテインを必要とする条件と、食事だけで足りるか判断する方法を、研究に基づいて解説します。
購入する場合の費用はタンパク質1g単価の比較ガイドで計算できます。食事で足りるかを判断してから、種類と費用を比較しましょう。
プロテインを飲まなくても筋肉はつく
筋肉づくりに大切なのは、適切な筋力トレーニングと十分な栄養・休養です。肉、魚、卵、乳製品、大豆製品などから必要なタンパク質を確保できれば、粉末プロテインを飲むこと自体は必須ではありません。米国NIHも運動者は食品から必要量を確保でき、必要に応じてサプリメントを使えると説明しています。
筋トレをする人のタンパク質は1日何g?
国際スポーツ栄養学会(ISSN)は多くの運動者について1.4〜2.0g/kg/日を目安に挙げています。筋肥大目的なら、まず体重×1.6g/日前後を実践的な出発点にできます。ただし全員に必要な最低量を意味するわけではありません。
| 体重 | 1.6g/kg/日の計算例 |
|---|---|
| 50kg | 80g |
| 60kg | 96g |
| 70kg | 112g |
| 80kg | 128g |
| 90kg | 144g |
食品とプロテインのタンパク質量を合計して計算します。詳しい根拠と体重別の目安は筋トレに必要なタンパク質量は?1日何gか体重別に解説をご覧ください。
食事だけで必要量を確保できる?
例えば体重70kgで1日112gを目標とする場合、朝・昼・夕食と間食でタンパク質を分けて確保する方法があります。卵、納豆、鶏肉、魚、豆腐、ヨーグルトなどを組み合わせ、実際の食品重量と栄養成分表示から合計しましょう。食品のタンパク質量は種類や調理前後の重量によって異なります。
プロテインが役立つ人
食事だけでは不足する人
目標112gに対し普段の食事が90gなら、不足する約22gをプロテインなどで補えます。
仕事や外出で食事を用意しにくい人
水などに混ぜて手軽に摂れる利便性があります。ただし、食事の代わりに頼り切らず、エネルギーや他の栄養素も確保しましょう。
減量中にタンパク質量を確保したい人
エネルギー摂取量を管理しながらタンパク質を補える製品もあります。ただし製品によってカロリーや糖質、脂質は異なります。
プロテインが不要な人
普段の食事で必要量を確保でき、食事管理にも困っていない人は、無理に粉末プロテインを買う必要はありません。まず自分の摂取量を把握することが先決です。
食事と粉末プロテインはどちらが筋肥大に有利?
タンパク質の量だけでなく、必須アミノ酸の組成や消化性も関係します。ホエイは便利なタンパク質源ですが、「粉末プロテインが通常の食事より必ず筋肉を増やす」とは断定できません。Mortonらのメタ解析では筋トレへのタンパク質補給による追加的な効果が示されていますが、食品から十分に摂取できている人にも粉末が必須という意味ではありません。
初めて買うなら何を比較する?
- 1食あたりのタンパク質量
- タンパク質1gあたりの価格
- カロリー、糖質、脂質
- アレルギー表示、乳糖への耐性
- 味や溶けやすさなど続けやすさ
詳しくはプロテインの種類と選び方、WPCとWPIの違いを確認してください。乳アレルギーがある場合、乳糖が少ないという理由だけでWPIを安全と判断しないでください。
よくある質問
初心者は最初から飲むべき?
必須ではありません。まず普段の食事を確認し、不足している場合に利用を検討しましょう。
休養日も必要?
休養日もタンパク質は必要ですが、食事で十分なら粉末プロテインは不要です。
筋トレ後30分以内に飲まないと無駄?
30分以内に飲めないから筋トレが無駄になるわけではありません。まず1日の総量を優先しましょう。詳しくはプロテインの摂取タイミングで解説しています。
飲むと太る?
プロテインにもカロリーがあります。必要以上に追加して長期的にエネルギー過剰となれば、体脂肪増加につながる場合があります。
まとめ|足りなければ補う、それだけでいい
筋トレのためにプロテインを買うことが目的ではありません。必要なタンパク質量を把握し、食事で足りなければプロテインを使う。この順番で考えましょう。
※健康な成人向けの一般的な栄養情報です。腎疾患などで摂取制限の指示がある方は医師や管理栄養士に相談してください。
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- 食事全体の組み方を確認したい場合は、筋トレ初心者の食事|タンパク質・主食・脂質をそろえる基本を確認してください。
参考文献
- Jäger R, et al. International Society of Sports Nutrition Position Stand: protein and exercise. 2017. 原著
- Morton RW, et al. A systematic review, meta-analysis and meta-regression of the effect of protein supplementation on resistance training-induced gains in muscle mass and strength in healthy adults. 2018. 原著
- NIH Office of Dietary Supplements. Dietary Supplements for Exercise and Athletic Performance
情報確認日:2026年10月9日



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